看護師の転職先としておすすめの職場は?

看護師の転職先としておすすめの職場は、以下のようなものがあります。

①病院・クリニック
病院やクリニックは、看護師の転職先の定番です。
多様な診療科目があるため、自分の興味に合わせて勤務先を選ぶことができます。
また、多くの場合、福利厚生が整っているため、安心して勤務できます。

②介護施設
高齢者向けの施設である介護施設も、看護師の転職先として人気があります。
介護業界は、少子高齢化が進む中で今後も需要が高まると予想されており、安定的な職場としても注目されています。

③在宅医療(訪問看護)
在宅で医療を行うことを目的とした、在宅医療サービス企業や訪問看護ステーションなどでの勤務も、看護師の転職先としておすすめです。
家庭や施設での看護になるため、直接患者さんと向き合うことができ、やりがいのある仕事です。

④デイケア・グループホーム
高齢者や障がい者向けのデイケアやグループホームなどでも、看護師の転職先として人気があります。
患者さんと長期的に関わることができるため、信頼関係を築きながら看護を行うことができます。

⑤保育園・幼稚園
保育園や幼稚園でも、看護師の求人が増えています。
子どもの健康管理やアレルギー対応など、保育園・幼稚園での看護師業務は多岐にわたります。

⑥学校医(保健室)
学校医として、児童・生徒の健康管理やアドバイスを行う仕事も、看護師の転職先として注目されています。

⑦企業内看護師・保健師
企業内に保健師が常駐し、従業員の健康管理や健康増進活動を行う業務も、看護師の転職先としてあります。

⑧保険会社
保険会社の医療保険部門や健康保険部門において、保険契約者の健康管理や、保険金請求の審査、医療相談対応などを行う看護師の職種もあります。

⑨フリーランス看護師
フリーランスの看護師として、訪問看護や保育施設・託児所などの業務を請け負うこともできます。自分自身のスキルアップやライフスタイルに合わせた働き方が可能です。

⑩ヘルスケアプロバイダー
病院や診療所、在宅医療サービス企業などのヘルスケアプロバイダーにおいて、看護師のサービス提供やマネジメント、スタッフトレーニングなどを行う看護師の職種があります。

⑪産業保健師
労働者の健康管理や産業保健の専門家として、企業での業務を行う産業保健師としての道もあります。

⑫看護師コンサルタント
医療機関や介護施設、企業などにおいて、看護に関するアドバイスや支援を行うコンサルタントとして活躍する看護師の職種もあります。

⑬看護教育者
看護学校や病院などで、看護師の育成や研修に携わる教育者としての道もあります。

⑭看護ライター・コラムニスト
医療系の雑誌やWebメディアなどで、看護に関する記事やコラムを執筆する看護師の職種もあります。

⑮海外での看護支援
海外の開発途上国で、医療支援や健康教育などを行う看護師の職種もあります。

以上が、看護師の転職先としておすすめの職場の一部です。自分自身の興味やスキルに合わせて、転職先を選ぶことが大切です。

今後、看護師が活躍できる職場は?

今後、高齢社会が進む日本では地域医療及び在宅医療介護を進めていくことが決まっており、看護師の働き方にも変化があるでしょう。

①地域包括ケアシステム
今後、高齢化が進む中で、在宅医療や介護が重要な役割を担うことが予想されます。
その中で、地域包括ケアシステムにおいて看護師が活躍することで、地域の医療・介護の充実に貢献することができます。

②オンライン診療・テレヘルス
新型コロナウイルスの流行をきっかけに、オンライン診療やテレヘルスが注目されています。
今後は、地域にいながらも遠隔で医療を受けられるようになることが予想されており、その中で看護師が重要な役割を担うことが期待されています。

③人工知能(AI)技術を活用した医療
人工知能(AI)技術の進歩により、医療現場でもその活用が進んでいます。
例えば、病気の早期発見や、適切な治療法の提案などが期待されています。
看護師も、AI技術を活用することで、より効率的かつ精度の高い看護を行うことができるようになることが予想されています。

③産業保健・企業医療
企業が従業員の健康管理や健康増進に取り組む中で、産業保健師や企業医としての需要が増えています。
健康づくりにおいて、看護師が果たす役割も大きくなっていくことが予想されます。

④ロボット技術を活用した看護
ロボット技術の進歩により、看護業務においてもその活用が進んでいます。
例えば、自動車検査に使われるロボットアームを活用した薬剤の調剤や、ロボットによる患者さんの移動支援などが期待されています。

以上が、今後看護師が活躍できる職場の一例です。

看護師自体はAIにとって代わられない職種と言われていますが、職場にAIやロボットが導入されていくことは間違いありません。
今後、新しい技術の進化や社会情勢の変化に合わせて、看護師の役割や業務内容も変化していくことが予想されます。
そのため、看護師自身が新しい知識やスキルを身につけ、自己研鑽に努めることが大切です。
また、患者さんや地域のニーズに合わせた看護サービスの提供や、健康づくりに貢献することが、看護師の役割であることは変わらないでしょう。
さらに、地域や社会の課題に対して積極的にアプローチすることで、看護師の存在感を高め、社会的に求められる職業としての地位を確立することが重要となっています。
転職を考える時には、新しい職場の高齢化社会・地域医療・最新技術(AI・ロボット)への取り組みも考慮するとよいでしょう。

この記事を書いた人

佐藤健太

大手医療法人の人事部所属、看護師の採用を担当。その後、人事部長とともに転職エージェントに転職。医療介護人材の採用に携わり、現在に至る。