看護師の転職で人気の日勤常勤で年収500万円超の看護師求人の職場・職種5選

看護師の転職で人気の日勤常勤で年収500万円超の看護師求人の職場・職種5選です。

日勤常勤で年収500万円超の看護師求人

看護師の転職で日勤常勤は、夜勤のある看護師求人より人気の高いです。
特に夜勤なしで年収500万円超の看護師求人の職場・職種は、応募が多くなっています。
このページでは、夜勤ありの職場から転職する看護師に向け、日勤になってもあまり給与が減らない、もしくは同水準の給与が得られるナースの職場、職種を5つご紹介いたします。

■美容クリニック

難易度:★★★★

美容クリニックは、美容皮膚科や美容外科などがあり、給与水準は高いことが特徴です。
日勤常勤で月給35万円以上の求人も多く、年収450万円から520万円の求人がほとんどです。
実際に働いている人は20~30代半ばが多くなっています。
接遇スキルが必要です。
基本、平日が休みとなります。
また、ベッドインセンティブが支給されることもあります。

メリット
・給与が高いこと
・残業が少ないこと
・美容治療が社割で受けられるところがある

デメリット
・入社ハードルが高いこと
・一般医療へ戻る際、キャリア(職歴)がブランク扱いされる可能性がある

美容クリニックとは?

美容クリニックは、美容医療を専門に行うクリニックで、患者の外見や健康に関する悩みを改善するための治療や手術を提供します。美容クリニックでは、以下のような様々な施術が行われています。

美容皮膚科 – にきび、しみ、しわ、毛穴の開きなどの肌の悩みに対する治療や、美白やアンチエイジングなどの美容目的の治療が行われます。また、レーザー脱毛やタトゥー除去なども提供されます。
美容外科 – リフトアップや二重まぶた手術、鼻整形、豊胸手術などの美容整形手術を行います。また、脂肪吸引や痩身治療などのボディシェイプに関する施術も提供されます。
ボトックスやヒアルロン酸注入 – シワやたるみの改善、顔のシェイプを整えるためにボトックスやヒアルロン酸などの注射が行われます。
プラセンタ注射や点滴療法 – 美容や健康目的でプラセンタ注射や点滴療法が提供されます。

美容クリニックで働く看護師は、医師のサポートを行いながら、患者のケアや施術の準備、アフターケアのサポートなどを行います。

■訪問看護

難易度:★★

訪問看護は、在宅医療の重要性が高まる中、年収420万円から540万円の求人がほとんどです。
臨床経験がある程度必要で、20代~50代が多いです。
土日祝の休みが取れるところが多いです。

メリット
・土日中心の休みが取れる
・寄り添った看護が提供できる

デメリット
・オンコールがある
・運転の必要なことがある(地方はほぼ必須)

訪問看護とは?

訪問看護とは、看護師が患者の自宅を訪れ、医療・看護ケアやリハビリテーション、生活支援などを提供するサービスです。訪問看護の目的は、患者が自宅で安心して過ごせるようサポートし、病院や施設への入院・通院を減らすことにあります。訪問看護は、高齢者や障害者、慢性疾患を持つ人々に対して特に重要な役割を果たしています。

訪問看護師の主な業務は以下の通りです。

医療・看護ケア – 医師の指示に基づき、患者の病状管理や投薬指導、バイタルサインの測定、傷の手当て、点滴や注射などの処置を行います。
リハビリテーション – 患者の身体機能の回復や維持を目指し、運動療法や歩行訓練などのリハビリを行います。
生活支援 – 患者の自立をサポートし、食事や入浴、排泄などの日常生活の援助を行います。
相談・助言 – 患者や家族とコミュニケーションを取り、心のケアや悩み相談、介護方法のアドバイスなどを提供します。

訪問看護師は、病院やクリニックとは異なる環境で働くため、自主性や柔軟性が求められます。また、訪問先が複数あるため、運転が必要なことがあります

■婦人科クリニック

難易度:★★★

婦人科クリニックは、特に不妊治療を行っているクリニックで給与水準が高い傾向があります。
ただし、年収は380万円~500万円まで幅広いです。
残業は少なく、休日はシフト制で決まるところが多いです。

メリット
・全体的に給与水準が高い
・不妊治療の専門知識が身につく

デメリット
・求人数が少ない
・業務内容が特殊であるため、他の診療科への転職が難しい可能性がある

婦人科クリニックとは?

婦人科クリニックとは、女性の健康に特化した診療所で、主に女性の生殖器や乳腺の疾患や機能に関する診療を行います。婦人科クリニックでは、以下のような様々な診療や治療が提供されます。

生理痛や月経不順の診療 – 生理痛や月経不順に悩む女性の診療を行い、適切な治療法を提案します。
子宮内膜症や卵巣腫瘍などの疾患の診断・治療 – 子宮内膜症や卵巣腫瘍、子宮筋腫などの疾患の診断や治療を行います。
婦人科検診 – 子宮頸がん検診や乳がん検診など、女性特有のがんの早期発見を目指した検診を行います。
避妊相談 – 避妊方法に関する相談や、避妊具の処方箋の提供を行います。
不妊治療 – 不妊の原因を調査し、適切な治療法を提案します。人工授精や体外受精などの高度な治療も行われます。
妊娠・出産のケア – 妊娠中の女性のケアや、分娩に関する相談やサポートを行います。

婦人科クリニックで働く看護師は、患者と密接に関わりながら、患者の身体的・精神的なケアを提供します。

■会員制健診クリニック

難易度:★★★★

会員制健診クリニックは、富裕層をターゲットにしたクリニックです。
一般的な健診クリニックよりも給与が高いことが多いです。
平均年収は420万円以上で、500万円を超える求人もあります。
求人数は少ないです。
VIP対応のため、年齢制限や臨床経験が求められることがあります。
実際は20代~40代までが働いています。
日祝が休みのところが多いです。

会員制健診クリニックとは?

会員制健診クリニックとは、富裕層をターゲットにした特定の会員制度を持つ健診クリニックです。
これらのクリニックは、一般的な健診クリニックとは異なり、より高品質なサービスや設備、カスタマイズされた健康診断プログラムを提供することが特徴です。

以下に、会員制健診クリニックの特徴をいくつか挙げます。

高品質なサービス – より豪華な待合室や個室診察、高級な食事提供など、顧客に快適な体験を提供することに力を入れています。
個別化された健康診断プログラム – 顧客のニーズやリスクに応じて、カスタマイズされた健康診断プログラムを提供します。これにより、より効果的な予防医療や早期発見が可能となります。
高度な医療設備 – 最新の医療機器や技術を導入し、より正確で効率的な診断ができるようにしています。
プライバシー保護 – 会員制であるため、プライバシーに配慮したサービスが提供されます。

会員制健診クリニックで働く看護師は、一般的な健診クリニックと同様の業務を行いますが、VIP対応が求められることがあります。そのため、年齢制限や臨床経験が求められることがある場合もあります。

■クリニカルスペシャリスト

難易度:★★★★★

医療機器メーカーなどに勤務します。
給与は一般的な看護師職に比べて高いことが多く、平均年収は450~550万円以上です。
業績次第で給料は高いが、残業が多く、出張が多いというデメリットもあります。

クリニカルスペシャリストとは?

クリニカルスペシャリストは、主に医療機器メーカーや製薬会社などの一般企業で働く看護師や医療従事者の専門職です。彼らの主な役割は、自社製品の営業やサービスサポートを行うことです。具体的には以下のような業務が含まれます。

プレゼンテーション – 医療従事者や病院に対して、自社製品の特徴や利点を説明する。
デモンストレーション – 製品の使用方法や適切な操作方法を実演し、顧客に理解を深めてもらう。
アフターフォロー – 製品の購入後、顧客からの質問やトラブルシューティングに対応し、サポートを提供する。
教育・研修 – 新製品や技術の導入に伴い、医療従事者に対して教育や研修を行う。
市場調査 – 市場のニーズや動向を把握し、製品開発やマーケティング戦略にフィードバックする。

クリニカルスペシャリストは、高いコミュニケーション能力や説得力、医療知識、そして自社製品に関する深い理解が求められる職種です。

まとめ

高収入看護師の求人ジャンルとして、美容クリニック、訪問看護、婦人科クリニック、不妊治療クリニック、会員制健診クリニック、一般企業での看護師職が挙げられます。
それぞれのジャンルのメリットやデメリットを理解し、自分に合った転職先を見つけるために、看護師転職サイトを活用しましょう。

この記事を書いた人

佐藤健太

大手医療法人の人事部所属、看護師の採用を担当。その後、人事部長とともに転職エージェントに転職。医療介護人材の採用に携わり、現在に至る。