看護師の求人票の見方

看護師の求人票の見方~9つのチェックポイント~

看護師の求人票の見方には9つのポイントがあります。
それらは基本的な募集要項なので必ず記載されており、記入漏れの心配はありません。
そのポイントとは給与に賞与、諸手当と勤務時間、看護方式に看護配置、休日休暇や社会保険、福利厚生です。

①②給与・賞与

給与は仕事をするうえで基本中の基本なのでチェックは当然ですが、それに伴って賞与つまりボーナスの内訳がちゃんと記載していれば少なくとも求人を出している職場を信頼する事が出来ます。
何より年収は雇われる側からすれば気になるところであり、その見通しが出来るのは有難い事です。

③諸手当

年収と言えば諸手当も気になるチェックポイントと言えます。
諸手当は夜勤や通勤など給与とともに支払われる手当で、言わば支給金です。
支給される金額は職場によって異なるものの、支給されたい手当がある場合は面接時で確認したほうが賢明と言えます。

④勤務時間

それから勤務時間は日勤と夜勤を意味する二交替制と準夜勤を加えた三交替制が一般的です。
この点も職場で差異があるので具体的な内容を担当に聞いた方が良いとされています。
特に休憩時間の有無やその時間については看護師になる人にとって気になるところです。

⑤看護方式

看護方式とは病院側が指示している患者に対する看護師の接し方で、主にチームナーシング、プライマリーナーシング、モジュール型看護方式、PNSの4つの方法が挙げられます。
チームで接するか、少人数で接するか、それだけで病院側の介護に対する姿勢や具体的な働くイメージなどが分かるものです。

⑥看護配置

看護配置は患者に対する看護師の配置人数で、この人数で仕事の負担を窺い知る事が出来ます。
人数が少なければ少ないほど自身の負担がかかるものです。

⑦休日休暇

休日休暇は文字通り休みの日と労働基準法で規定された有給休暇ですが、なかでも「その他の休暇」は確認すべきところと言えます。
結婚休暇や産休など働いているうちに発生する出来事をカバーできるかどうかは事前に知って損はありません。

⑧⑨社会保険・福利厚生

そして社会保険と福利厚生は求人票では一括されている事が多く、適用されない場合もあります。
社会保険はともかく福利厚生はかなり複雑かつ多種多様なので慎重にチェックすべきです。

その他看護師の求人票の見方で注意するポイント

先述したように9つのポイントは求人票の見方において基本的な募集要項ですが、必ずしも記載された内容通りの職場であるとは限りません。
特別休暇のせいで給料が差し引かれたり有給休暇が取りにくかったり等思わぬアクシデントがあるので基礎を把握したうえで不明な点を明らかにしていく事が最適です。

この記事を書いた人

佐藤健太

大手医療法人の人事部所属、看護師の採用を担当。その後、人事部長とともに転職エージェントに転職。医療介護人材の採用に携わり、現在に至る。